エーハイムは60~90cm程度の小型水槽に使いやすく、また、企画展などの仮設水槽の濾過槽システムとしても便利です。
エーハイムの組み方には、大きく2種類あり、①水槽から直接水を吸う組み方、②いったんクッションタンクに水をためる組み方、です。
①は組み方が簡単で省スペースというメリットがある反面、総水量が少なくなり蒸発で水槽水面が変化するというデメリットがあります。
このため、スペースに余裕のある場合は基本的には②の組み方を推奨します。
①水槽直結式の組み方

水槽直結式の組み方がこの図のようなものです。日常の保守管理を考えてエーハイムの前後とチラーの前後にはダブルタップを入れます。また、ヒーターは水槽に直接入れることになりますが、センサーとヒーターの距離をできるだけ離すように設置します。
②クッションタンク式の組み方

クッションタンク式の組み方がこの図のようなものです。停電時のエアーかみ防止を考慮し、クッションタンクはエーハイムよりも若干背の高いものを使用します。
ダブルタップの設置は①と同様にエーハイムの前後およびチラーの前後に設定します。
また、サーモヒーターは水槽の見栄えを良くするために、クッションタンクに設置します。この場合もセンサーとヒーターはできるだけ離すようにします。なお、ヒーターとサーモを別にする(例:ヒーターは水槽・サーモはクッションタンク)と、循環が止まった時にヒーターが入りっぱなしになり飼育水がお湯になってしまうリスクがあります。必ずヒーターとサーモは同じ場所に設置してください。
③連結式の組み方

②の応用になりますが、この図のように一つのエーハイムで複数の水槽を循環させることも可能です。
この場合、バランスをとるために各水槽側の吐出部にはボールバルブを設置します。
エーハイム配管図作成用パーツ
以下にエーハイム配管図を作成するのに使用できる、背景透明のパーツ画像を置いておきます。必要な時はダウンロードして使用してください。





