
このページではポンプ(モーター)の電気使用料および換水や逆洗時における水温変化と重油消費量について解説しています。
水温変化に対する実際の使用エネルギー量は厳密な算出が不可能なため概算となっています。一つの目安として使ってください。
電気使用量換算
ポンプの電気使用量式
Xkwのポンプを24時間運転した場合の電気使用量=24Xkwh
Xkwのポンプを30日間運転した場合の電気使用量=720Xkwh
Xkwのポンプを365日間運転した場合の電気使用量=8760Xkwh
これに1kwあたりの電気代をかけたものが電気使用量(円)です。
当館の標準的な電気料金(20円/1kwh)の場合、以下のようになります。
15kWポンプ
24時間運転:360kWh→7,200円
30日間運転:10,800kWh→216,000円
365日間運転:131,400kWh→2,628,000円
10kWポンプ
24時間運転:240kWh→4,800円
30日間運転:7,200kWh→144,000円
365日間運転:87,600kWh→1,752,000円
7.5kWポンプ
24時間運転:180kWh→3,600円
30日間運転:5,400kWh→108,000円
365日間運転:65,700kWh→1,314,000円
5.5kWポンプ
24時間運転:132kWh→2,640円
30日間運転:3,960kWh→79,200円
365日間運転:48,180kWh→963,600円
3.7kWポンプ
24時間運転:88.8kWh→1,776円
30日間運転:2,664kWh→53,280円
365日間運転:32,412kWh→648,240円
2.2kWポンプ
24時間運転:52.8kWh→1,056円
30日間運転:1,584kWh→31,680円
365日間運転:19,272kWh→385,440円
水温上昇と電気消費量
1kgの水を1℃下げるのに必要な熱量=1kcal
1トンの水を1℃冷やすのに必要な熱量=1000kcal
1kcal=4186J
1トンの水を1℃冷やすのに必要な熱量=4,186,000J=4.186MJ
1kWh=3.6MJ
したがって、1トンの水を1℃冷やすのに必要な熱量は
4.186÷3.6=約1.163kWh相当です。
当館では、冷水チラー本体45kWに加え、冷水1次ポンプ・冷水2次ポンプ・冷却水ポンプ・冷却塔ポンプを使用して冷却を行っています。
冷却時の系統全体の消費電力は約60kWです。
また、ここでは冷水チラー本体の成績係数(COP)を3.0と仮定します。
この場合、冷水チラー本体45kWで実際に水から奪える熱量は
45×3.0=135kW相当
となります。
したがって、1トンの水を1℃冷やすのに必要な時間は
1.163÷135=約0.00861時間
です。
この時間だけ系統全体60kWで運転すると、1トンの水を1℃冷やすのに必要な実際の電力量は
60×0.00861=約0.517kWh
となります。
これに1kWhあたりの電気料金をかけたものが電気使用料金です。
当館の標準的な電気料金(20円/1kWh)の場合、以下のようになります。
100トン水槽を1℃冷やすのに必要な電力量
100×0.517=約51.7kWh
51.7×20=約1,034円
150トン水槽を1℃冷やすのに必要な電力量
150×0.517=約77.5kWh
77.5×20=約1,550円
200トン水槽を1℃冷やすのに必要な電力量
200×0.517=約103.4kWh
103.4×20=約2,068円
重油使用量換算
水温低下と重油消費量
1kgの水を1℃上げるのに必要な熱量=1kcal
1トンの水を1℃温めるのに必要な熱量=1000kcal
1kcal=4186J
1トンの水を1℃温めるのに必要な熱量=4,186,000J=4.186MJ
A重油の発熱量は39MJ/L
ボイラーの熱効率(有効熱量)=80%
A重油1Lあたり実際に使える熱量は39×0.8=31.2MJ/L
1トンの水を1℃温めるのに必要なA重油量は4.186÷31.2=約0.134L
これに1LあたりのA重油単価をかけたものが重油使用料金です。
1Lあたり100円で換算すると以下のようになります。
100トン水槽を1℃温めるのに必要なA重油
100×0.134=約13.4L
13.4×100=約1,340円
150トン水槽を1℃温めるのに必要なA重油
150×0.134=約20.1L
20.1×100=約2,010円
200トン水槽を1℃温めるのに必要なA重油
200×0.134=約26.8L
26.8×100=約2,680円
