カルシウム合成

 

陸上脊椎動物は、カルシウムそのものを体内で合成しません。カルシウムは食物や水から取り込み、小腸で吸収し、骨や歯、卵殻などの材料として利用します。不足時には骨から動員して血中濃度を保ちます。こうした調節にはビタミンDが深く関わっており、ビタミンDは腸でのカルシウム吸収を助ける重要な因子です。

また、陸上脊椎動物で日光が重要になるのは、紫外線B(UV-B)によって体表の前駆物質からビタミンD3が作られるためです。ビタミンDが不足するとカルシウム吸収や骨の維持がうまくいかず、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類では骨形成異常やくる病の原因になります。特に陸上生活では、海水のようなカルシウム豊富な環境に常時接していないため、ビタミンDによるカルシウム恒常性の維持が重要になります。

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