マグネット&サーマル

電磁開閉器(マグネットスイッチ)

電磁開閉器とは電磁接触器とサーマルリレー(モーターの焼損を防止する機能)を組み合わせたもので、マグネットスイッチともいいます。電磁接触器とは内蔵の電磁石を利用することで、電気的に接点の開閉を行うスイッチです。主接点と補助接点を有します。主接点にはモーターなどが接続されており、離れた場所からモーターの運転や停止を行うことができます。また、補助接点には押しボタンや表示灯などを接続して主接点の動きと連動して動作させたり、自己保持回路を組んだりすることができます。

サーマルリレー

サーマルリレーは、電動機(モーター)の過負荷による焼損を防ぐ保護装置です。過電流によって発生する熱を検知し、電動機への電力供給を遮断する(トリップ)ことで、機器の損傷を未然に防ぎます。

サーマルトリップ時対処法

モーター(ポンプ)に過電流が流れた時、サーマルがトリップし、リセットしないとモーターに電気が流れない為、動きません。対処は簡単ですので説明します。

  1. 電源盤正面のランプを見ます。黄色ランプ(故障)が点灯している場合はサーマルトリップの可能性があります。その場合セレクタスイッチを[]にします。
  2. 電源盤を開きブレーカーを確認します。認識番号を確認後、マグネットスイッチを確認、マグネットスイッチのリセットボタンを押した後、電源盤正面のランプが緑色(停止)になっていれば正常。
  3. セレクタスイッチを元に戻しサーマルがトリップしなければ、電流値を確認し、完了。