
海水取水濾過槽(KSF-01/02)は海水取水ポンプ(KSP-01/02)で取り込んだ海水を、海水原水槽(T01)へ送る前に濾過するための濾過槽です。
KSF-01

KSF-01は通常の圧力式濾過槽と同様に濾過入口出口・逆洗入口出口がありますが、そのほかに清流洗浄弁もあります。
KSF-02

KSF-02にはKSF-01の持つ弁のほかに、逆送用の逆送弁が設置されています。
取水経路

取水経路は、外海水(外の海のオレンジブイの下)→海水取水ポンプ→海水取水濾過槽→海水原水槽(T01)です。
通常時の運用経路

通常時は、海水取水ポンプで取り込んだ新鮮海水を海水取水濾過槽に押し込み、濾過した後に海水原水槽(T01)へ貯留しています。この行程は基本的に24時間運転で、T01に対し過剰供給となった新鮮海水はT01のオーバーフロー配管より海へ排出されます。
逆洗時の運用経路と逆洗操作

逆洗時には以下の手順で操作を行います。
⓪海水取水ポンプを停止して取水操作盤を手動へ切り替え


①バルブテストスイッチを上へ
②逆洗排水弁スイッチを上へ
③逆洗弁スイッチを上へ
④取水逆洗ポンプを入れる
逆送時の運用経路

逆送時には以下の手順で操作を行います。
①まず取水ポンプを停止(これで全ての自動弁が閉じる)
②逆送弁Aを手動開

③取水ポンプ小屋内の逆送バルブBを手動開
④取水逆洗ポンプを入れる
⑤逆洗終了後、逆の操作で元に戻し、取水ポンプを起動
取水ポンプの起動方法については取水ポンプのページを参照してください。
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