
プロテインスキマーは、水中に微細な泡を発生させ、その泡に水中のタンパク質や有機物などの汚れを吸着させて除去する装置です。海水魚や特にサンゴを飼育する際に使用されています。
海水は淡水に比べて水の粘度が高く、水中の不純物が泡に吸着される性質があり、これを利用しています。
プロテインスキマーを稼働している水槽は、汚れを吸着した泡と一緒に循環水の一部も捨てられます。そのため、原水槽や高置き水槽の減水時に補給水が止まる際は、プロテインスキマーを止める必要があります。補給水が止まったまま、プロテインスキマーを稼働させていると、濾過槽が減水し、ポンプが空転することになります。

プロテインスキマーの概念図です。小型のエアーで泡を作るタイプもありますが、当館に設置されているプロテインスキマーは、基本的にはこのようなモーター式です。
