
自社コンテンツを検索上位に上げ、来訪者を増やして収益性を高めていくのが検索エンジン対策で、一般的に検索エンジン最適化(SEO:Search Engine Optimization)と呼ばれています。
検索エンジンに上位表示されるための要素は数百あり、そのアルゴリズムはGoogle製のAIが管理しています。アルゴリズムは数ヶ月おきに見直され、コアアップデートと呼ばれています。
個人事業や小企業などでは、コアアップデートで自社サイトが圏外に飛ばされると廃業に追い込まれるケースもあるほどのインパクトです。
当館の場合は、社会的な認知度が高く、また公共性も高い博物館事業の側面もあるため、Googleアルゴリズムからは優先的に保護されている(と推測される)ので、よほどの事がなければ検索圏外に飛ばされることはないでしょう。
ただし、下層ディレクトリにおいて重篤なペナルティー(コピーコンテンツ・アダルト表現・暴力表現・差別表現・健康医療分野の誤情報・金融資産分野の誤情報など)があった場合、ディレクトリのみならずドメイン全体を巻き込んだペナルティーが発生する可能性もありますので、コンテンツ執筆者(飼育日記など)には細心の注意とリテラシーが求められます。
なお、SEOに良い影響を与える代表的な要素としては以下のようなものがあります。
コンテンツの質:キーワードに対して詳細で正しい情報
サイトの質:評価の高い(質の高い)コンテンツを多く持つサイト
被リンク:特に政府ドメイン(.gov)や都道府県ドメイン(pref.都道府県名.lg.jp)、大学(.ac.jp)からの被リンクの影響は大きい
ドメインランク:企業規模や公共性の高さ、社会での認知度など
表示速度:サイトの表示速度が一定より遅いと検索順位が下がる
レスポンシブデザイン:PCとスマホのどちらでも適切な文字の大きさで自動調整されるデザイン
かつては、検索順位の決定はPCページが基準とされていましたが、近年のスマホの普及とスマホからの検索数激増により、MFI(モバイルファーストインデックス)=スマホページを基準とした順位決定に変更されています。

