
上図のように、吐出バルブを絞っているポンプをインバーター化することにより、大幅な電力削減=経費削減が見込まれます。
インバーターで回転数を 90%にすると仕事量としての流量=消費電力量=仕事量は約70%、回転数を80%にすると消費電力量は約50%、回転数を70%にすると消費電力量は約35%になります。

渦巻きポンプは上図のような構造をしており、円形の羽根車(インペラ)によって水流が生まれます。そして、その流量=消費電力=仕事量はインペラの半径と回転数によって決まります。

上図のようにインバーターの制御率の 3 乗に比例して流量=電力量=仕事量は変化します。
ここまで解説したように、吐出バルブで物理的に流量制限しているポンプにインバーターを導入し、流量を変えずに周波数を 10~30%落とすことにより、消費電力を30~65%抑えることができます。
※数値や数式は数学的なものであり、実際にはこれに滑り値・摩擦抵抗値などが加味されますので消費電力量としては 5~10%のロスがあります。
